心身
最終更新日:2024年3月30日
項目 | 対象 |
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眠りが浅い子 | 中1 男子 |
体調がすぐれず、学校を休みたがる子 | 中2 女子 |
学校行事などがあると、体調が悪くなる子 | 中1 男子 |
家で吐く子 | 小3 女子 |
視力の低下について | 小3 女子 |
やる気が低下し、イライラする子 | 中2 女子 |
栄養のとり方についての配慮 | 中1 女子 |
偏食や小食な子 | 小5・小4(兄妹) |
何事にも悲観的で無気力な子 | 中1 男子 |
眠りが浅い子 中1 男子
Q | 中一の息子ですが、毎朝起きると、「昨夜も眠れなかった」と訴えます。日中は部活もやり、体も使っていて疲れているはずなのに眠れないのです。どうしたら眠れるようになるのか、教えていただきたいのですが・・ |
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A | 不眠には、次に示すように五つの原因があるといわれています。 |
体調がすぐれず、学校を休みたがる子 中2 女子
Q | 中2の娘は、最近、体調がすぐれず、学校を休みたがります。腹痛や頭痛、立ちくらみを訴え、単なる怠けとも思えません。どうしたらよ | いでしょうか。
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A | 最近の不登校事例の中には、起立性調節障害によるものが増えていますが、お子さんの様子をうかがうと、その疑いが考えられますので、心療内科などの受診をお勧めします。 この起立性調節障害は、いわゆる自立神経失調症の一つで、思春期(特に女子)に多く見られます。起立した時に、立ちくらみやめまいなどを起こしやすく、食欲がない、腹痛、頭痛、疲労感、乗り物酔い、朝の調子が悪いなどさまざまな症状がみられます。 こうした症状のため、周りから、「大したことではない」「気持の持ちよう」などと思われることもあり、本人がひとりだけで苦しみを抱え込んでしまいやすく、注意が必要です。 早めに受診し、医師の正確な判断を仰ぎ、本人はもちろん、家族も正しく理解し、その指示をよく聞き、根気強く取り組んでみてください。 |
学校行事などがあると、体調が悪くなる子 中1 男子
Q | 中1男子ですが、試験前や試合前になると、腹痛や下痢に悩むことが多くなりました。学校行事などで何かがあると多く見られます。いつもは特にみられないのですが・・・。 |
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A | 通勤や通学など、ある一定の目的をもって外出しようとすると、腹痛や下痢などに悩まされる人々がいます。家から一歩出ようとすると、まるで条件反射のように、そうした症状が現れるために、容易に外出できなかったり、たとえ外出したとしても、それらの症状のために、何度もトイレを気にしなければならないといった状況が生じるので、目的地に達するまで苦悩を伴うことが多いといえます。 逆に言えば、外出する必要がない時は、腹痛や下痢などの症状が出現しないことが多く、それらの症状は外出といった状況に非常に影響されています。 腹痛や下痢症状は、本来、食中毒や腸炎などの感染症といった身体側の原因が否定され、ストレスなどの心理的要因が強く影響している場合、過敏性腸症候群と呼ばれる疾患を考える必要があります。お子さんの場合もその可能性が考えられますので、心療内科で看てもらうことが適切と思われます。 |
家で吐く子 小3 女子
Q | 小3女子ですが、最近、家で吐くことがあります。頻繁ではないのですが気になります。おとなしく素直な子なので、周りに気を遣い過ぎたり、本音を隠す面もあるので心配です。 |
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A | 身体的な要因がないのにもどす場合はストレスかもしれません。健康な子は、好きな遊びや兄弟けんかで発散したり親に文句や弱音を吐くかたちで伝え、自分なりの処理や解決をしていますが、ただ我慢して心にストレスをためていくと心に代わって体が表現し始めます。その一つが 吐くという症状になることがあります。 吐くということによりストレスを発散しても相手に自分の気持ちを理解されるわけではないので、解決にはなりません。食べ物を吐く代わりに、さまざまな思いを正直な感情や言葉で表現できるように援助してあげましょう。 また子どもの生活を改めて見つめてみましょう。そうすると、我が子の違った面などに気付きます。おとなしくこだわらない性格と思っていた子が実は感受性の強い子だったりするものです。本人を正しく理解することで、適切な対応ができるようになるものです。 |
視力の低下について 小3 女子
Q | 小3女子ですが、最近テレビを見ている時、奇妙な目つきをして見るくせが出てきました。黒板の文字は見えると言っているのですが、近眼ではないかと心配です。 |
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A | お子さんの視力の低下が心配される場合、子供に直接「黒板の文字は見えるの?」などと聞いてみることが多いのですが、これは、意味をなさないことが多いようです。なぜなら、急に見え方が悪くなったのなら、子供も気づくでしょうが、たいていの場合は、自分でも気づかないうちに悪くなっているものです。また、他人の見え方と比較することもできませんから、たとえ、視力が落ちても、見えるというのは、自分の今の見え方だと思っています。そのため、「見えるか」と聞かれると「見えるよ」と答えるのです。 このような場合には、なるべく早く眼科医で正確な診断を受けましょう。素人の判断では不十分と思われます。 最近では、仮性近視というのが多くなってきているといいます。一時的に見えにくくなっている場合です。この仮性近視であれば、それは訓練によってほとんど完全にもとの健康な目に治すことが可能です。そういう意味でも早めに眼科をおたずねになることをすすめます。 |
やる気が低下し、イライラする子 中2 女子
Q | 中2女子ですが、最近、朝なかなか起きられず、やる気も低下し、イライラすることが多く、困っています。運動部や勉強の成績も落ちてきていて、不登校にならないかと心配です。 |
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A | 疲れやすい、頭やおなかが痛い、めまいがする-思春期の子供たちは、体のさまざまな不調を訴えます。親や教師には原因が分からず、「やる気が足りない」と誤解を受けてしまう場合もあります。 このような訴えを「思春期不定愁訴」といい、その原因の半数は、「生活リズムの崩れ」が占め、2番目には、貧血とその予備軍を含む「鉄欠乏症」を続きます。 体格がぐんぐん大きくなる思春期は、体の中でエネルギーの生産や酸素の運搬にかかわる鉄分の需用が増え、そこへ偏った食習慣や生理が加わると、鉄分は不足します。 最近は運動部の選手に鉄欠乏症が目立ち、特に女子選手の思春期不定愁訴の場合には、鉄欠乏症を疑う必要もありそうです。まぶたの裏の視診でわかるのは重症の貧血だそうで、軽い貧血や貧血には至らない鉄欠乏は採血しないと分からないようです。一度病院で検査をしてもらうなど適切な処置を受けるよううながしてください。 |
栄養のとり方についての配慮 中1 女子
Q | 中1女子ですが、食事が偏る傾向があり、体調を崩すことがあります。成長期の食事は大事だと聞きますが、栄養のとり方でどんなことに配慮すればよいでしょうか。 |
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A | 成長期の子供にとって食事は重要です。食物が偏っていたり、栄養がアンバランスだったりすると、体調を崩し、病気になってしまいます。 特にこの時期の子供たちは、丈夫な体を作るために動物性たんぱく質やカルシウム、鉄分、ビタミンを多く必要とします。 乳製品は中学生で大人の2倍、高校生で1.6倍必要です。また、精神面でも敏感で動揺しやすいので鎮静作用のあるカルシウム、女子は造血の材料になる緑黄色野菜を多めにとる必要があります。 現在の中学・高校生の食事の問題点は、男子の受験勉強に伴うエネルギーのとり過ぎや、女子のダイエットによるエネルギー不足や偏食だと言われています。疲れやめまいがする「思春期病」も小児科の専門医の分析によると、原因は生活のリズムの崩れと鉄分の不足によるものです。 イギリスのことわざに「朝のバターは金、昼は銀、夜は鉛」というのがあります。食物は適切な時期に適切な内容のものを適量とらなければなりません。いまいちど子供の食生活を見直し、栄養のバランスのとれた食事を3食規則正しくとらせるように心がけてみましょう。 |
偏食や小食な子 小5・小4 (兄妹)
Q | 小5年・4年の兄妹ですが、兄は野菜嫌いで妹は小食です。偏食や小食を続けていると、栄養障害にならないかと心配で注意するのですが、効果がなく困っています。 |
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A | 偏食、小食等、食事についての子供の問題は、家庭のムードや親の態度とかかわりが深いと言われます。 例えば、親が神経質で子の食事にいつも気にしていると、子供は敏感に親の気持ちを見抜いて圧迫感や緊張感から食欲を失うことが多いようです。少々荒っぽい言い方ですが、子供が病気もせずに育っているなら、多少の偏食や小食に神経質にならない、大さわぎしないと割り切ると、問題も深刻化したり、長引いたりしないようです。 偏食退治の具体策は、だれしも考える調理や盛りつけの工夫があります。また、子供に献立を立てさせ、料理をさせるのも効果的です。家族のためにおいしい物をと考えれば偏食献立とはいかないものですし、食物への愛着も感じるはずです。 小食のことで言えば、食事の量にばかり目を光らせるより、総合的な生活管理が大切です。運動不足、睡眠不足、友人関係の不調、しっと、間食など、生活全体を点検して問題点を改善することの方が近道かもしれません。また、小食の子供には食卓の演出が大切です。圧迫感を与えぬよう、少量ずつ盛ってあげることでしょう。 |
何事にも悲観的で無気力な子 中3 男子
Q | 受験をひかえている中3男子ですが、沈みがちで何事にも悲観的で無気力です。めまいや頭痛を訴えます。親としてどう接すればよいでしょうか。 |
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A | 人は、大きな不安を持つと、一睡もできなかったり、悩みが深くなると、胸痛や食欲不振などが起こったりします。受験をひかえている子ども達の多くは、このような症状がでやすい状況にあるといっていいでしょう。 そのような症状が、かなり固定化してしまった状態が、最近、よく、耳にする自律神経失調症と呼ばれるものです。 ですから、症状をやわらげるためには、お子さんは、当然、受験に対して、強い不安や恐れを感じているはずですから、日頃から受験は人生の1コマであることなどを伝えたり、受験をまったく忘れていられる時間をもたせることも肝要です。 例えば、模型作りに夢中になると、精神疲労は別のことを考えることによって元の疲労はとれるものです。 また、運動は最適です。脳に集中している血液の循環を体の方にまわしてやることによって、精神疲労をとってやることができます。 なお、いずれにしても、自律神経失調症が疑われますので、早期に専門医の受診をおすすめします。より具体的なアドバイスがいただけるものと思われます。 |
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