難波田城公園
最終更新日:2021年4月1日
難波田城は、中世に富士見市を本拠に活躍した難波田氏の城館跡で、昭和36年、埼玉県旧跡に指定されました。荒川低地の一角に築かれた平城で、規模は5ヘクタール以上と推定されています。難波田城公園は、敷地面積約17000平方メートルの歴史公園で、この貴重な文化遺産を保存し活用することを目的にその一部を整備し、平成12年6月にオープンしました。
施設概要
公園施設全景
公園内は、敷地中央の難波田城資料館を挟んで東西に細長く、東側が難波田城の姿を復原した「城跡ゾーン」、西側が市内に建てられていた古民家を移築復原した「古民家ゾーン」に分かれています。
総面積 約17,240平方メートル
(注記)写真は上部が東で、下部が西です。
城跡ゾーン
「城跡ゾーン」は、発掘調査の成果と古城図を基に、戦国時代の難波田城の曲輪や水堀、土塁が復原されています。水堀には花菖蒲や水蓮などの湿性植物が植栽されており、四季折々の景観が楽しめます。また、コイやメダカ、ドジョウなどの水棲動物が生息しています。
追手門 城の正面入り口の門です。冠木門に屋根をかけた棟門という形式の門です。
復原木橋 発掘調査の時に出土した橋脚をもとに復元しました。
本城門 本城の入口の門です。冠木門という形です。
水堀と土塁 難波田城は、三重の堀と土塁に囲まれた平城でした。
古民家ゾーン
「古民家ゾーン」は、明治初期に建てられ市指定文化財である古民家2棟と長屋門が移築復原されています。穀蔵や文庫蔵、納屋などの付属屋を新築し、富士見のなつかしい農家の風景を再現しています。穀蔵では、郷土芸能や古民家復原のビデオの視聴もできます。また、地域交流施設「ちょっ蔵」も併設され、地元農産物や来園記念品などを求めることができます。
旧金子家住宅(市指定文化財) 市内水子に建てられていた民家です。農家のかたわら油商を営んでいたため、商家の造りもあわせもっています。
旧大澤家住宅(市指定文化財) 市内東大久保に建てられていた民家です。式台や奥座敷など名主の家としてのたたずまいを残しています。
古民家内部(1)【旧金子家】
古民家内部(2)【旧大澤家】
古民家内部(3)【旧金子家】煮炊き可能な「かまど」です。
古民家内部(4)五右衛門風呂【旧大澤家】入浴シーンの撮影可能です。
旧鈴木家表門 市内針ケ谷に建てられていた長屋門です。
長屋門裏側 中には農具などを展示しています。
(画像:143KB)
流し場
(画像:151KB)
はた織り機
(注記)上記3枚の写真は、画像をクリックすると拡大して見ることができます。
旧金子家住宅 (移築復原) | 旧大澤家住宅 (移築復原) | 旧鈴木家表門 (移築復原) | 穀蔵 (新築) | 文庫蔵 (新築) | 納屋 (新築) | |
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構造 | 木造平屋建 | 木造平屋建 | 木造平屋建 | 木造二階建 | 木造二階建 | 木造二階建 |
建築 年代 | 明治4年 (1871年) | 明治4年 (1871年) | 明治中期 | 平成12年 | 平成12年 | 平成12年 |
建築 面積 | 176.86平方メートル | 278.04平方メートル | 117.04平方メートル | 39.47平方メートル | 29.78平方メートル | 39.66平方メートル |
資料館
資料館には、難波田氏に関することや富士見市の中世から現代までの歩みを実物資料や模型、映像などを通してわかりやすく解説した展示室があります。また、講座室があり、撮影時の控え室としてご利用いただけます。
難波田城資料館
展示室
イベント紹介
毎年6月に行われる『難波田城公園まつり』では、武者行列や火縄銃演武が披露されます。
交通案内および周辺地図
東武東上線志木駅東口から東武バス・富士見高校行き「興禅寺入口」下車徒歩3分
もしくは、下南畑行き終点下車徒歩10分
東武東上線鶴瀬駅東口から市内循環バス「難波田城公園入口」下車徒歩2分、「興禅寺」下車徒歩7分
(注記)市内循環バスは、運行本数に限りがありますので時間などは、お問合せください。
難波田城資料館
〒354-0004 埼玉県富士見市大字下南畑568-1 電話:049-253-4664
フィルム・コミッション富士見に関するお問い合わせ
〒354-8511
埼玉県富士見市大字鶴馬1800-1
富士見市役所 シティプロモーション課
電話:049-251-2711 内線275、276
施設に関するお問い合わせ
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埼玉県富士見市大字下南畑568-1
難波田城資料館 電話:049-253-4664