『足利の史蹟を巡る日帰りバスツアー』が開催されました!(NPO法人富士見市民大学)
最終更新日:2019年1月25日
足利の史蹟を巡る旅へ出発!!!
6月29日(日曜日)雨がぱらつきお天気が心配な朝ではありましたが、NPO法人富士見市民大学初!!の足利の史蹟を巡る日帰りバスツアーが開催されました。
初めての開催にも関わらず、参加者は88名!バス2台で出発です。
(申し込みは、募集の80名を大幅に超え、なんとキャンセル待ちも出るほどだったそうです。)
今回の旅は、「ほかの講座を受講されている方々との交流の場を作ってほしい」という受講生からの多くの要望により開催することとなりましたが、参加は、市民大学の受講生のみでなく、受講生のお友達、また、チラシ等により開催を知った市民の方等の参加もありました。
小山代表理事より「この出会いも“一期一会”。みなさん一日大いに楽しみましょう。」というお言葉をいただき、一人ずつ自己紹介を行いました。隣に座った方と初めてお顔を合わせるという方もたくさんいたようです。この出会いをきっかけにいい仲間づくりが進むといいですね。
自己紹介のあとは、小山代表理事の歴史講座が開かれました。
今回、富士見市民大学の長い歴史の中で初めて開催される旅ということで、日本最古の総合大学である『足利学校』を行き先としたそうです。
1号車の添乗員:秋山監事
参加費を低く抑えるため、以前旅行会社にお勤めだった秋山監事がバスガイドも務めます☆
“市民大学のバスガール”小林監事の指導のもと、「東京のバスガール」、「学生時代」、「青い山脈」など昭和の歌をたくさんうたい、車中は大盛り上がりでした。
日本最古の総合大学『足利学校』
到着したら、朝の雨が嘘のようないいお天気になりました。とっても暑くなり、朝使っていた雨傘は日傘へと変身!太平記駐車場から足利学校まで移動します。
「日本最古の学校」「日本最古の総合大学」などといわれている足利学校の歴史が明らかになるのは室町時代中期以後です。上杉憲実が関東管領になると、学校を整備し、学校領とともに孔子の教え「儒学」の五つの経典のうち四経の貴重な書籍を寄進。学問の道を興し、学生の養成に力を注ぎました。
天文18年(1549)フランシスコ・ザビエルによって「日本国中最も大にして最も有名なる坂東の大学…。」と海外まで伝えられ、最盛期には学徒3,000人といわれるほどになりました。
『入徳門』
足利学校に入る1つ目の門です。
『学校門』
足利学校のシンボルとして江戸、明治、大正、昭和そして平成へと継承されています。
『漢字試験中』
さすが市民大学の受講生ですね!!
足利学校漢字試験【初級】の問題を解いています。
『宥座之器』
壺状の器に水が入っておらず空の時は傾き、ちょうど良いときはまっすぐに立ち、水をいっぱいに入れるとひっくり返ってこぼれてしまいます。論語で有名な孔子は、「いっぱいに満ちて覆らないものは無い。」と慢心や無理を戒めたということです。
実際に参加者も水を入れ、宥座之器を体験しました。
『字降松』
読めない字や意味の解らない言葉などを、紙に書いてこの松に枝に結んでおくと、翌日にはふりがなや注釈がついていたことから「かなふり松」と呼ばれるようになったと伝えられています。
833畳分の石畳から鑁阿寺へ
鑁阿寺は、源姓足利氏二代目の足利義兼(あしかがよしかね)が、建久7年(1196年)に、邸内に持仏堂(じぶつどう)を建て、守り本尊として大日如来を祭ったのが始まりといわれています。
その後、三代目の足利義氏(あしかがよしうじ)が堂塔伽藍を建立し、足利一門の氏寺としました。
鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えており、国の史跡に指定されています。
地元では『大日様』と呼ばれ親しまれています。
『足利来るなら織姫様の 赤いお宮を目じるしに カラリコトントン カラリコトン 足利絵の街 機の街』
229段の石段が登場!!
ここは行きたい人、挑戦したい方のみで参拝です。
「石段登りたくないわぁ~」という方は、足利織物伝承館の見学に行くという2コースに分かれました。
やっと半分。途中に残りの段数と励ましの言葉が書かれています。
「ここで待ってるわ~」という声も聞こえましたが、みなさんの「一緒に登りましょう」という声がけにより、全員登りきりました!
229段の石段を登りきると、一望千里の景観が・・・関東平野が一望できます。
足利の織物の守り神であり、産業振興と縁結びの神様として親しまれています。
足利の銘仙は、当時西の西陣、東の足利と言われていました。
朱塗りのお宮は緑に映えて景観が美しく、京都の宇治平等院を模して造られたそうです。
『よき人と縁結び・よき健康と縁結び
よき知恵と縁結び・よき人生と縁結び
よき学業と縁結び・よき仕事と縁結び
よき経営と縁結び』
いろいろな縁がありますね。
帰りのバスの中では…
ビンゴゲーム大会☆
たくさんの豪華!?景品が用意されており、多くの方が景品にわくわくしました。
雑学クイズにも景品あり!
Q.ねこは一日何時間寝るでしょう?
その他いろいろな企画により参加者は、帰りの車中も誰一人寝ることなく、バスを降りるまでみなさん楽しんでいました。
新しい方との出会い、新しい知識の習得、心から楽しむことのできる時間。
今回、初めての企画ではありましたが、バス旅行の江良実行委員長をはじめ、富士見市民大学の役員のみなさんにより、参加者は大いに満足した旅になったことと思います。参加者の方からは、「参加する前は知らない人ばかりだから不安だったけれど、こういう旅ならまた参加したい。」という言葉もありました。
来年の開催!?を楽しみにしていたいと思います。次回は、もっと申込者数が増えるかもしれませんね。
1号車に乗車した参加者のみなさん(2号車の方ごめんなさい…)
足利学校・鑁阿寺・足利織姫神社
鑁阿寺
足利織姫神社
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