女性の健康づくり
最終更新日:2024年3月1日
女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するため、厚生労働省は毎年3月1日~8日を「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。近年、女性の生き方が多様化し、ライフスタイルや女性を取り巻く環境も変化しています。健康に対して常に関心をもち、定期的に健(検)診を受け、身体の変化や不調に気づくことが大切です。
現代女性の健康問題
女性は思春期、成人期、更年期、老年期と、生涯を通じてホルモンバランスが大きく変動します。また、妊娠や出産によって男性とは異なる心身の変化をします。
現代の女性は、ライフスタイルが多様化し、晩婚化や出産数の減少などにより、男女共通の健康問題(がんや心臓血管系疾患)以外にも、女性ホルモンの低下に関連して起こりやすい健康問題(骨粗しょう症・骨折、関節・筋肉の変形や弱化、認知症など)も増加しています。
さらに、閉経を迎える50歳の前後10年を更年期と呼び、急激な女性ホルモンの減少により、さまざまな症状が起こりやすくなります。また、生活習慣病のリスクが上がるのもこの時期です。ホルモンが乱れやすい更年期の女性の病気のケアは、早めの対応が重要です。
女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすために、自らの健康に目を向け、自らが健康づくりを実践できるように、日頃から病気の予防・早期発見のために健(検)診を受け、食生活・運動・メンタルヘルスケアの習慣を身につけましょう。
がんは早期発見がカギ!
2人に1人が何らかのがんにかかるという統計もありますが、早期発見・早期治療により約9割が治るとも言われています。症状のないうちに検診で見つけて治療することが大切です。
子宮頸がん検診
子宮頸がん検診は20歳以上の女性が対象です。(2年に1度)
子宮頸がんは、40歳代の女性に発症ピークがありますが、近年、10代後半から20代の若い世代に発症率が増加しています。
初期の子宮頸がんは自覚症状がないので、検診は大切です。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて
子宮頸がんはHPVワクチンでも予防することができます。
現在、平成9年度生まれ~平成18年度生まれの女性で小学校6年生から高校1年生の頃にHPVワクチンの接種の機会を逃した方で、まだ接種を受けていない方に、あらためてHPVワクチンの機会を提供しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)ワクチン接種について
乳がん検診
乳がん検診は40歳以上の女性が対象です。(2年に1度)
また富士見市では30歳以上、40歳未満の女性の方で、医療機関で乳がん検診を受けた方に、補助金を交付しています。
乳がんは、早期発見・早期治療によって治る可能性が高いがんです。日ごろから乳房の状態に関心を持ち,乳房を意識して生活すること「ブレスト・アウェアネス」を習慣づけましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
乳がんとブレスト・アウェアネス
子宮頸がん検診、乳がん検診についてはこちら
生涯を通じた女性の健康相談
女性特有の病気や女性にみられる心身の不調について、相談をお受けしています。
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