水子貝塚公園の施設概要
最終更新日:2024年5月1日
施設概要
水子貝塚は、縄文時代前期(約5500~6500年前)を代表する貝塚として、昭和44年、国の史跡に指定されました。その後、遺跡の保存と活用のため整備が行われ、平成6年、『縄文ふれあい広場 水子貝塚公園』として開園しました。
公園に隣接した場所には、市内の遺跡から出土した考古資料を中心に展示している『水子貝塚資料館』があります。
水子貝塚公園パンフレット
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公園施設全景
水子貝塚公園は、この場所で発見された縄文時代の貝塚・ムラを保存するために整備されました。敷地面積は約4万平方メートルで、当時のムラ全体がこの敷地内に含まれています。中央には芝生の広場が広がり、その周りを園路(全長582メートル)が巡り、その外側に縄文の森が復元されています。
(注記)左写真は上空からの水子貝塚、下は水子貝塚資料館。
貝塚公園全体案内図はここ(画像:9,927KB)をクリックしてください
水子貝塚で確認された貝塚の位置と規模は、園内に白い陶片で表示しています。発見された貝塚はドーナツ状に分布していました。
竪穴住居
園内には5棟の竪穴住居が復元されています。このうち1棟には、当時の居住生活の様子が、縄文人の家族とともに、再現されています。
竪穴住居
竪穴住居内部
展示館
水子貝塚から発見された人骨や犬の骨、当時の人が使っていた土器や石器、出土した貝・獣骨・木の実などの展示や、発掘調査時の住居跡を複製・再現して、貝塚や当時の人々の暮らしぶりがわかるように紹介しています。また150インチのスクリーンでは、映像(約18分)を通して水子貝塚のあらましなどを説明しています。
展示館内部
(注記)土・日・祝日には、「市民学芸員」による展示解説や竪穴住居の解説なども行っています。詳しくはお問い合わせください。
資料館
市内の各遺跡から出土した考古資料が展示されています。この中には、約3万年前の旧石器時代の石器群や、県指定文化財の羽沢遺跡出土縄文土器(愛称『ムササビ土器』)、古墳時代初頭の鉄剣やガラス玉など、数多くの資料を通して富士見市の原始・古代について解説しています。
そのほか、企画展示やさまざまな体験学習・各種講座を開催しています。
(PDF:5,297KB)
水子貝塚資料館展示解説書
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埼玉県指定文化財:獣面装飾付土器 羽沢遺跡出土(愛称『ムササビ土器』)
器高:最高53.0センチメートル 最大口径37.8センチメートル
水子貝塚公園