「富士見市教育大綱」を策定しました
最終更新日:2019年1月25日
平成27年4月に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の一部が改正され、地方公共団体の長は、その地域の実情に応じ、教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策として大綱を定めることになりました。
本市においては、「富士見市教育振興基本計画」をもって大綱に代えることとしていましたが、当該計画を今年度見直し、平成30年度から新たな計画が始まることから、教育行政をさらに積極的に推進していけるよう、教育大綱を策定することとしました。
富士見市教育大綱
富士見市教育大綱は、本市が目指すべき教育の根源となる「いのち」の尊さや人間尊重といった普遍的な理念を「基本理念」として示しました。また、基本理念を実現するために、3つの基本方針を示しました。
<基本理念>
市民一人ひとりが自分自身と向き合い、尊い「いのち」に目を向けることは、 今を生きている自分の存在を認め、他者の存在を尊重することにつながります。
私たちは、人とのつながりの中で生きる力を培い、未来への夢や希望をはぐくみ ながら、「いのち」を輝かせて精一杯生きる人を育てます。
<基本方針>
1.人づくり 生きる力を身につける教育を推進します
- 人との交流や体験を通して豊かな心をはぐくみ、一人ひとりが可能性を発揮して、未来を切り拓いていく人の育成をめざします。
- 自分も他者も大切にする意識を高め、自他を尊重する実践力を身につける教育を推進します。
- 一人ひとりを大切にする教育を推進し、確かな学力を育成するとともに、特別な支援を必要とする子どもたちへの指導・支援を充実します。
- 自らの命と安全を守るため、子どもたちが主体的に判断し、行動できるよう育成するとともに、健やかな体の育成をめざす教育を推進します。
2.学校・家庭・地域の連携 学びあう地域社会をつくる教育を推進します
- 家庭や地域との連携による各学校の特色ある取組みを支援し、地域全体で子どもたちをはぐくむ環境づくりを推進します。
- 子ども自身が学ぶ力を培い、生きる力を高めるため、子どもたちを支援するとともに、保護者同士の学びあいや交流機会の充実に努めます。
- 学びの成果を分かちあい、地域の力につながるよう、学校・家庭・地域が連携した教育を推進します。
3.教育環境の充実 生涯にわたって学びあえる環境整備を推進します
- 人との交流を通して学びあえる機会や文化、芸術、スポーツなど多様な学習機会を提供し、生涯にわたって誰もが学べる環境づくりを推進します。
- 子どもたちの学ぶ力や生きる力を伸ばすため、指導力の向上をめざす教職員の主体的な取組みを支援します。
- 学校・公民館等を地域に開かれた施設として運営するとともに、子どもたちや地域の人々が安全・安心に活動できるよう環境整備に努めます。
他の計画との関係
大綱は、市政運営の最上位計画である富士見市総合計画 第5次基本構想・後期基本計画に盛り込まれた教育分野の内容との整合性を図っています。また、各施策の展開については、第2次富士見市教育振興基本計画の中で示すものとします。
大綱策定までの経緯
開催日 | 会議 |
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平成28年11月14日 | 平成28年度 第2回総合教育会議 |
平成29年3月17日 | 第1回勉強会 講師:埼玉県教育局義務教育指導課長 大根田頼尚 氏 演題:「学力向上について」 |
平成29年3月17日 | 平成28年度 第3回総合教育会議 |
平成29年4月21日 | 平成29年度 第1回総合教育会議 |
平成29年6月22日 | 第2回勉強会 講師:元埼玉県教育委員長 松居和 氏 演題:「いのちを輝かせて生きる人を育てる教育について」 |
平成29年7月13日 | 平成29年度 第2回総合教育会議 |
平成29年7月24日 | 平成29年度 第3回総合教育会議 |
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