蔵出し! 八ケ上遺跡
最終更新日:2020年12月6日
展示紹介
ハケ上遺跡は関沢1丁目から2丁目にかけて、江川沿いの台地縁辺に沿って細長く存在する遺跡で、縄文時代草創期、早期、前期、中期の遺物や集落跡が見つかっています。
中でも縄文時代草創期(約16000~12000年前)の遺物がまとまって出土しており、今回は約14000年前の隆線文土器の土器片をはじめ、大型石鏃やスクレイパー(削器)などの資料を展示しています。
展示場所:資料館展示室
展示期間:令和2(2020)年11月17日(土曜日)~3(2021)年2月28日(日曜日)
隆線文土器について
隆線文土器は日本最古の土器型式のひとつで、粘土紐を貼り付けることによって表現される横線の文様が特徴です。出土例は全国的にも少なく、埼玉県内でも数カ所でしか発見されていない大変貴重な土器です。
遺跡名と地名の由来
一般に、ハケとは台地と低地の境にある崖線や崖下から流れ出でる湧水のことをさします。遺跡のほぼ中央を通る東武東上線の西側には、かつて湧水(ハケ)があったことが地名の由来となりました。