竪穴住居の世界
最終更新日:2019年1月25日
開催趣旨
「縄文ふれあい広場 水子貝塚公園」は、国史跡水子貝塚の保存と活用を目的として平成6年に開園しました。公園内には縄文時代のムラや森の景観が広がり、水子貝塚の発掘調査で発見された竪穴住居跡のうち5軒の上屋を復元していますが、茅屋根や柱の傷みが激しくなってきたため平成25年度から1棟ずつ改修工事を進め、29年度で5棟全ての改修工事が終了しました。
5棟の復元竪穴住居の改修工事完成に合わせ、縄文時代だけでなく原始古代の代表的な建物である竪穴住居についての展示を開催することとしました。
今回の展示では、市内の遺跡発掘調査で発見された竪穴住居の紹介、復元竪穴住居の工事過程、各地で発見された住まいや技術に関する出土品等を紹介することで竪穴住居を知っていただく機会となれば幸いです。
(PDF:655KB)
企画展のチラシ。クリックすると拡大できます。
開催概要
会期
平成30(2018)年3月24日(土曜日)~6月10日(日曜日)(注記) 月曜日および5月1日(火曜日)は休館
会場
水子貝塚資料館常設展示室
(注記)入館料無料
おもな展示資料
- 静岡県登呂遺跡昭和25年復元竪穴住居設計図(写真)
- 奈良県佐味田宝塚古墳出土家屋文鏡(複製品)
- 奈良県唐古・鍵遺跡出土楼閣絵画文土器(複製品)
- 神奈川県子の神遺跡出土家形土器
- 埼玉県柊塚古墳出土家形埴輪
- 東京都下宅部遺跡出土木製品・石器
- 埼玉県南鴻沼遺跡出土木製品
- 東京都丸山東遺跡出土木製品
- 水子貝塚平成6年復元竪穴住居設計図 など
図録
有償(500円)販売しています。
企画展図録(A4判、29ページ)
展示風景
企画展会場のようす(床一面に竪穴住居の床の写真が復元されています)
各地の竪穴住居復元例
展示のようす
展示会場
関連事業
ふじみ考古学教室
3月24日に終了しました
講演会名 「竪穴住居を復元する -実験考古学の成果から-」
講師 山田 昌久氏(首都大学東京教授)
受講風景
実験考古学の立場から縦横に語られました
学芸員による展示解説
企画展を担当した学芸員による、わかりやすい展示解説を6回行います。
とき (3月31日、4月14日、4月28日、5月12日、5月26日、6月9日は終了しました)
時間 午前10時30分から30分程度
(注記) 事前の申し込みは不要です。当日、直接水子貝塚資料館展示室にお越しください。
展示解説のようす