企画展
最終更新日:2024年5月19日
最新の企画展
開いた 考古館(令和6年6月9日まで)
企画展とは
「企画展」という言葉は、広い意味では、期間を決めて一定のテーマに基づいて開催する展示をすべてさしますが、当館では、それらを「企画展示」と総称し、そのうち、年度ごとに1回程度開催する、本格的なもののみを「企画展」と呼んでいます。
準備期間が必要なことから、年度の後半、特に3月に開始することが多いです。
原則として、展示図録を作成します。
これまでに開催した企画展
平成12~14年度
貝塚山古墳とその時代 -富士見市と周辺の古墳文化-
2000(平成12)年11月23日~13年2月12日
1910年に市内の貝塚山古墳から出土した鉄刀(東京国立博物館所蔵)の展示に併せ、貝塚山古墳発見時の記録や富士見市と周辺地域の古墳関連出土資料を展示。
縄文海進と貝塚 -富士見市と周辺の貝塚-
2002(平成14)年3月9日~5月26日
富士見市は、水子貝塚をはじめ縄文時代早期~前期の貝塚密集地域として知られている。富士見市及び周辺地域の貝塚の出土資料、特に動物遺存体を中心に展示。
富士見の発掘三十年
2002(平成14)年11月9日~12月26日
1970年代から約30年間に、市内で行われた発掘調査を振り返る。出土品、調査風景写真、市内の遺跡名が冠された土器型式などを展示。当館で活動する各団体の作品も展示。
平成15~20年度
みずほの台地の弥生のくらし -武蔵野台地北部の弥生文化-
2004(平成16)年3月6日~5月30日
弥生土器発見から120年を経て、各地に特徴を持った文化が存在したことが明らかとなった。最新の研究成果を盛り込みながら、武蔵野台地北部の弥生文化の姿を紹介。
水子貝塚公園開園10周年記念展 水子貝塚の6000+10年
2004(平成16)年12月4日~2005(平成17)年2月27日
水子貝塚の発掘調査及び水子貝塚公園開園から10周年を迎えた。発掘調査以降に行われた出土資料の調査や分析結果からわかった最新の水子貝塚像を紹介。
ふじみの石器
2005(平成17)年11月26日~2006(平成18)年2月26日
富士見市および近隣地域の資料を用いながら、石器研究の現況を紹介し、旧石器時代の石器に限らず、縄文時代・弥生時代の石器も視野に入れて紹介。
文字・鉄・仏教 -富士見の“古代化”-
2007(平成19)年1月6日~3月18日
奈良・平安時代に地方にも普及した情報技術の「文字」、生産技術の「鉄」、世界観の「仏教」の様子を、当市と近隣地域の遺跡出土資料から紹介。
縄紋多種彩々 -土器を飾るパターン-
2008(平成20)年1月6日~3月23日
縄文土器や弥生土器を飾る多様な縄目模様と、その研究のあゆみを紹介。
打越式提唱30年記念 富士見に海が来た頃 -打越式土器とその時代-
2009(平成21)年1月10日~3月15日
「打越式土器」提唱30年を記念した企画展。縄文時代早期後半・打越式土器の出自や系譜をたどる。関連するシンポジウムも開催した。
平成21~26年度
縄文土器と動物装飾
2010(平成22)年1月30日~3月22日
市内羽沢遺跡出土の獣面装飾付土器をはじめ、人、猪、蛇を表現した土器の系譜をたどり、獣面装飾が何を表現したものであり、どのような過程を経て成立したのかを探る。
縄文人の装身具
2011(平成23)年1月9日~2月27日
県内で出土した縄文時代のペンダントや耳飾りなどの装身具を展示。見学者が参加するヒスイの穿孔実験も行う。
縄文土器と動物装飾2
2012(平成24)年1月15日~3月11日
2009(平成21)年度企画展「縄文土器と動物装飾」の続編。ヘビ装飾の施された土器を主に紹介。
縄文前期のムラ -富士見市とその周辺-
2013(平成25)年2月10日~3月31日
市内では、20遺跡で縄文時代前期の遺構・遺物が調査され、考古学研究上も貴重な資料を提供してきた。市内の前期遺跡の調査成果をまとめて紹介。
旅するモノたち -物流から探る原始・古代の人々の動き-
2014(平成26)年2月9日~3月30日
黒曜石や土器など、遠方からの搬入品が市内から出土している。これらを通して、旧石器時代から平安時代の地域間交流や交易、流通ルートなどを紹介。
縄文中期の大転換 -松ノ木遺跡にみる土器の変化プロセス-
2015(平成27)年3月7日~5月10日
市内の松ノ木遺跡は縄文時代中期・勝坂式から加曽利E式期に営まれた環状集落跡である。出土資料から、縄文時代中期にこの地域で起こった土器の変化プロセスを紹介。
平成27~令和元年度
海と貝塚 -関東地方の貝塚を探る-
2016(平成28)年3月26日~5月29日
水子貝塚など市内の貝塚の特色や、関東地方でも地域ごとの貝塚の特色や当時の縄文海進について、展示資料を通して紹介。
富士見市の富士山-富士見市内の塚いろいろ-
2017(平成29)年3月18日~5月28日
近世から近代に築造された冨士塚や御嶽塚など市内に残る塚、近世に築造されたと思われる市内のオトウカ山に関する資料、地名に残る塚などを紹介。
2018(平成30)年3月24日~6月10日
縄文時代から平安時代までつくられ続けた市内の竪穴住居跡の紹介、各地の竪穴住居建設技術に関する出土品、水子貝塚公園の竪穴住居の復元工事などについて紹介。
掘った!わかった!富士見市の遺跡 -2018(平成30)年間の発掘調査-
2019(平成31)年3月23日~2019(令和1)年6月9日
平成の30年間に市内で行われた発掘調査の成果や出土品、調査時に撮影された調査風景や当時の風景、市内の変化の様子なども紹介。
国史跡指定50周年・公園開園25周年記念 水子貝塚 -まもり、伝える縄文のムラ-
2020(令和2)年3月14日~7月12日(臨時休館:3月14日~5月31日)
明治期の発見から昭和初期の発掘、国史跡指定や史跡整備に関する資料などを通して、水子貝塚の歴史を振り返るとともに、開園以降の活動についても紹介。
令和2~5年度
首長の墓と鉄剣 -富士見市の弥生文化-
2021(令和3)年3月27日~6月13日
市内の北通遺跡では弥生時代末期の方形周溝墓から、当時では最大級の鉄剣が出土している。この鉄剣や周辺地域の方形周溝墓出土資料を通して弥生文化を紹介。
2022(令和4)年3月5日~5月8日
県内にある数多くの貝塚のうち、国の史跡に指定されている水子貝塚(富士見市)・真福寺貝塚(さいたま市)・黒浜貝塚(蓮田市)・神明貝塚(春日部市)を紹介。
打越遺跡 -富士見市のもうひとつの縄文時代前期・大規模集落跡-
2023(令和5)年3月18日~6月18日
市内東みずほ台地区にある打越遺跡は、昭和後期に大規模な発掘調査が行われ、縄文時代前期前半の大規模な集落跡が発見された。その調査成果を中心に紹介する。
富士見市立考古館開館50周年記念展 ひらいた 考古館
2024(令和6)年3月9日~6月9日
1973年、市立資料館の前身である「市立考古館」が開館した。2つの市立資料館になるまでの27年間のあゆみを、水子貝塚資料館・難波田城資料館の2館で紹介。