41 氷川前(ひかわまえ)遺跡
最終更新日:2019年1月25日
時代:旧石器・縄文(早・前・中・後)・弥生(後)・古墳(前・後)・平安・南北朝・室町・戦国・江戸
種別:礫群等・貝塚・集落跡・円墳
所在地:埼玉県富士見市大字水子 字本郷・氷川前・東桜井・西北側・東北側・寺下・寺前・永久保
占地:舌状台地。北東は荒川低地、南西は桜井谷に面する
面積:約145000平方メートル
調査地点数:17地点
調査面積:10113平方メートル
主な遺構・出土品:旧石器時代の文化層では、石槍の製作跡が発見されている。縄文時代では早期後葉・前期・中期末の集落跡が発見され、後期中頃の完形の注口土器も発見されている。弥生時代後期~古墳時代前期の集落跡も発見されている。古墳時代後期では、集落跡の他に円墳の周溝と思われる弧状の溝跡が複数発見されている。平安時代では集落跡が発見され、掘立柱建物跡群と、製鉄工房の可能性のある大形の住居跡が発見されている。また、大応寺周辺では地下式土坑や掘立柱建物跡などの中世の遺構群が発見されている。
発見の経緯:1971年(昭和46年)の分布調査による。以後、変更増補を重ねて現在に至る
地目:山林・畑・宅地
現状:一部開発済、その他は良好
周辺の開発状況:宅地化が進行しつつある
文献:富士見市文化財報告27・30・36・38・40・44・47,富士見市遺跡調査会調査報告46
備考:
写真:平安時代の掘立柱建物跡群
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